七夕の運命の出会い

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少し前から犬を飼いたいと考えていたのですが、夫も夏のヴァカンスに入ったので、月曜日に近所のSPA=エス・ペー・アー(動物保護の慈善団体)へ出かけてきました。
フランスにはSPAがかなり多く存在し、我が家から車で30分ほどのエリア内には、知っているだけで5ヶ所もあります。

私たちが行ってきた近所のSPAは林があるエリアにあって、保護されている犬たちはフェンスで囲まれているとはいえ、テニスコート2、3面くらいのかなり広いスペースに十数頭ずつ収容されていました。
林の中をフェンスで仕切っただけと言ったほうがいいくらい自然いっぱいのところだったので、SPAには初めて行ったのですが良い印象を持ちました。

事前にオンラインで現在保護されていて養子縁組可能な犬たちをチェックして行ったのですが、私が気になった犬は話を聞くとちょっと引き取るのは難しそうでした。
でも担当してくれた人はとても仕事熱心で、他の犬も紹介しながら色々と話をしてくれて、その最中にやたらとこちらに興味を示している6ヶ月の大型ミックス犬がいて、夫と末娘はその子気に入ったのですが、私と高校生の娘はピンと来ず。
やはり家族に迎えるからには長い付き合いになるので、無理に急いで決めずにまた定期的に見に来ることにして、その日は帰りました。

本当はその後別のSPAにも行く予定だったのですが、初めに行ったSPAに2時間も滞在してしまい遅くなったので、翌日行くことに。
別のSPAは車で15分くらいのところにあって、事前にオンラインでチェックするとお昼休みを挟んで、午前も午後も開いているとのことだったので、翌朝10時くらい行きました。
しかし門が閉まっていて、張り紙が貼ってあったので読んでいると中から女性が声をかけてきて、午前中は清掃やお世話の時間で午後からしか公開していないとのこと。
しかも事前の予約が必要ということで、「じゃぁ、また予約してから午後来ます」と言うと、女性は夫を見て「あなたこの間も来たわよね?」と。
もちろん夫も私たちも初めて来たのでそう言って、そのあと軽く冗談を言ったりしていると、「ところで犬を探しているの?それとも猫?」と聞くので犬と答えると、「どういう犬が良いの?」と女性。
夫があまり大きくない中型犬くらいがいいと思ってるけど、気に入る子がいれば全然こだわらないと答えると、更に「性別は?」と言うので、私も夫も同時に、それも特にこだわらないと答えました。
すると、「実は今ちょうど1頭赤ちゃんがいるのよ。せっかく来たんだからその子だけなら見せてあげるわ」と言われ、時間外なのに中へ入れてもうことが出来ました。

女性に案内されてケージに近づくと、そこには真っ黒な子犬が。
その子を見た途端、私と娘二人と「Aww」(日本のきゃぁ~♥的な感嘆の声)と同時に声を上げてしまいました。
その後数秒遅れて到着した夫は、犬を見るよりも前に私たちの声を聞いて、「あぁ、この子で決まりだな」と思ったらしいです。
聞けばその子はまだ3ヶ月の赤ちゃんで、姉妹2頭でこのSPAに来たものの、別の1頭は昨日養子縁組が決まり今はひとりぼっちとのこと。
母犬の飼い主は出産にも子犬に無関心で、母犬が近所のファームに来て出産したのをファームの人がSPAに連絡して引き取られてきたのですが、スタッフによると母親はスパニエル系で体重は7キロくらいということしか分からず。
父親も分からないのですが、母親の体系からしてそんなに大きくはならないでしょうとの説明でした。
でももう一目見た瞬間に私も娘たちもこの子だ!と感じていたので、養子縁組を申し込むと、時間外にも関わらずすぐに手続きをしてもらえることになりました。

上の娘が子犬を抱き、私と夫は手続きのためオフィスにいたのですが、途中私も抜け出して子犬のところへ。
すると別のスタッフがやって来て、また話を聞かせてくれたのですが、その女性によると母犬はパピヨンというので、その時はそう信じていたのですが、パピヨンがどんな犬かは知っていたものの、実際には見たことがなかったので超小型犬とは知らず、後で調べて分かった時には子犬の大きさから母犬がパピヨンである可能性はないなと思いました。
実際、犬の健康手帳にはスパニエルの雑種と書いてあり、スパニエルと言っても超小型犬から大きめの中型犬までかなりの種類があるので、結局母親も父親も犬種は分かりませんが、そんなことは気になりません。

前日SPAへ行った時は、思うような子に会えるまで結構時間がかかるかもしれないなと思っていたのに、2日目でこんな出会いがあるとは夢にも思いませんでしたが、何と手続きをしていた夫が私を呼ぶので行ってみると、更にとんでもない偶然が。
実は子犬はすでに1回目の予防接種が終わり、IDの登録も済ませてあったためにSPAのスタッフが決めた名前が登録されていたのですが、その名前がなんと私と同じ名前で「MIKA」!!!
SPAの女性もびっくりしながら「もうこれはあなたに引き取られる運命だったのね!」と。
ただ、まだ本人はMIKAという名前を認識していないので、登録してある名前は変えられないけど、普段の呼び名は自由にしてくださいと言われたので、皆で考えた末、新しい名前は「KILA」になりました。

それにしてもMIKAというのはフランスをはじめ、ヨーロッパでは男性の名前である場合が多いのに、どうしてメスの犬にMIKAとつけたのか。
しかもフランスではMIKAと言う名前はほとんど存在せず、ミカエルの愛称としてMIKAと名乗る人がいる程度。
全く不思議な偶然。
手続きの後、そのままKILAを連れて帰ったのですが、帰る途中にその日が七夕だと気付きました。
通常、成犬と比べると子犬がSPAに保護されることはあまりなく、保護されても子犬はすぐに養子縁組が決まるので、子犬が欲しいと思っても巡り合える可能性は結構低いのですが、もともと全く期待もしていなかったし、予約もせず、しかも時間外に行ったのに特別に中へ入れてもらえたり、名前が私と同じだったり、色々な偶然が七夕の日に重なってKILAに出会えたのだと思うと、とても感慨深いです。

KILAが家に来てからまだ1週間も経ちませんが、もうずっと前からいるかのように家族もKILAもすっかり馴染んでいます。
連れて来た当時は、まだ赤ちゃんだし、前日までは姉妹とずっと一緒だったので、夜ひとりにすると鳴くかな?など心配していたのですが、全くそんなこともなく、家族にも家にも来たその日から慣れた様子で、疲れると用意した犬用ベッドや誰かの足元でぐっすり。
毎朝ボール遊びをするのですが、なかなか渡してくれないものの、ボールを投げると全力で走って取りに行って私のところまで戻ってきたり、日中は私たちの後をついて回ることが多いですが、日に数回はひとりで庭で遊んだり、ただ佇んでいることもあり、べったり過ぎることもなく。
夫も何てパーフェクトな子なんだろう!と義両親や友達に話しまくってますが、たぶん困ったちゃんでもきっとKILAならなんとも思わないでしょうね。
すでに親バカで、皆が溺愛しています。
でもKILAが来てから一気に家の中が明るくなって、皆がHappyな気持ちになるので、この七夕の出会いに本当に感謝しています。



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