【2017年版】パリ観光で安全のために知っておきたい5つのポイントと対策

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フランスに住んでいてたまに日本へ帰ると、日本はやっぱり平和で安全だなと思います。
一般的に海外旅行へ行く時に気を付けるべきことはだいたい同じだと思いますが、パリならではのポイントもいくつかあるんです。この記事では安全面に関するポイントと対策をご紹介したいと思います。



1.スリ、ひったくりに注意!


きっともう皆さん何度も聞いたことがあると思いますが、パリ観光で一番初めに気を付けてと言われるのが'スリ''ひったくり'です。
これは観光客だけではなく、パリの軽犯罪のほとんどがスリやひったくりでとにかくその件数はダントツ。特に地理や現地の状況に疎い観光客は狙われやすく、残念ながら日本人はその中でもターゲットになりやすいので在仏であっても気を付けなければならないのです。
またスリ、ひったくりといっても色々なパターンがあります。


■すれ違いざまや追い越しざまにバッグなどをひったくって逃げるパターン

これに対しては斜め掛けのバッグが有効ですが、紐部分が華奢なものだと切れてしまったり、また犯人が刃物などで切って盗られる可能性もあります。更にバイクなどに乗った犯人に追い越しざまにバッグをひったくられそうになった被害者が引きずられて怪我をしたという事例もあります。
いずれにしても斜め掛けのバッグはにはなるべく手を添えておくようにして自分の体の前方にキープし、バッグを掴ませないような状態にしておくことがポイントです。
またどのようなカバンでもファスナーなどでしっかりと口を閉められるタイプを選ぶようにしましょう。




■メトロなどで切符を買うのを手伝うふりをしてカードや財布を盗むパターン

これも最近定番化している手法で、メトロの切符売り場で切符を買う手伝いをするふりをして近づいてきた犯人に財布やクレジットカードを盗まれるという被害が多く報告されています。
相手がフランス語に疎いを分かった上でフランス語でまくし立てて戸惑っている隙をついたり、切符販売機の前でまごついているところに現れて横から勝手に操作して自分の分まで切符買わせたり、クレジットカードで買おうとしているところに、「このクレジットカードは使えないみたいだから駅員に聞いてきてあげる」などと言ってカードを持ち去ったり、更にはちゃんと戻ってきてカードは返すものの、カードの情報が盗まれていたりという巧妙な手口もあります。

日本と違って駅員があちこちにいるわけでもなく、窓口へ行っても販売機で買ってくださいとそっけなく対応されることも多いので、つい助けてくれる人に対してガードが甘くなってしまいがちですが、絶対に人前で財布を出したりクレジットカードは出さないようにして、もし強引に手伝いをしてきたり、数人のグループで助けるふりをして近寄ってきたらはっきり「Je n'ai pas besoin d'aide」ジュ・ネ・パ・ブゾアン・デッド(手助けは要りません)と言って一旦その場を離れましょう。




■子供の集団によるスリ

メトロ構内を始め、パリでは子供によるスリの被害も多く発生しています。主に10代の子供だけのグループで行動していることが多いのですが、時に一人や二人の少人数の子供スリもいます。特に子供というのは加減を知らず無茶をして危険を冒すことがあるので、怪しく感じたらその集団から離れることが得策です。




■観光地や混雑したスポットでカメラや携帯をひったくるパターン

観光客で賑わうところではつい夢中になって写真撮影をしていて、荷物などへの気配りが手薄になってしまうこともあると思いますが、最近では混雑した観光スポットや美術館などの中でiPhoneなどの携帯やカメラを盗まれるという被害も多発しているようです。実際に私の友達もコンコルド広場でiPhoneを出して写真を撮っていたところ、いきなりiPhoneを盗られました。(その時友達は追いかけて行って取り返したのですが、それは男性だったから出来たことかもしれません。)

バッグなどだけでなく、カメラや携帯を使う際も油断することなく周囲の人々に注意を払って、出来ることなら首からかけられるストラップなどを使って盗られにくい状態にしておけば、狙われる可能性が断然低くなります。




■偽警官にパスポートやクレジットカードなどを盗まれるパターン

これも割とよくあるパターンですが、警官と名乗る人にパスポートの提示を求められて応じ、パスポートやクレジットカードを盗まれる被害。
確かに自分の国ではないと偽警官かどうかはちょっと分かりにくいかも知れませんが、何もしていないのに突然パスポートの提示を求められることは通常ないので基本的に提示する必要はありません。
でももしそれが本物の警官で拒否したことによって何かあったらどうしよう…と不安に思うかもしれませんが、そんな時は「Je n'ai pas de passeport avec moi」ジュ・ネ・パ・ドゥ・パスポー・アヴェック・モア(今パスポートを持っていません)と答えましょう。もしくはあらかじめパスポートのコピーを用意しておいてそれを提示、オリジナルはホテルにあると言えば、偽警官の場合諦めて去るはずです。



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やたらと声をかけられても毅然と断るなど応じないようにし、怪しい人物が居たら近づかない、または相手が近づいて来たら離れるようにしましょう。
またバッグの持ち方、貴重品を人前で出さないなど常に警戒を解かないように周囲に気を配ることによって、狙われにくくなりますので是非上記を参考に気を付けて下さい。




2.現金の持ち歩きは最小限に!


これは1のスリ・ひったくりにも関係するのですが、フランスでは最近ニュースでも取り上げられるほど、日本人と中国人の多額の現金の持ち歩きについて問題視されています。

日本ではカードよりも現金を持ち歩く人、またはカードを使用していてもやはり現金も常にある程度持っておくという人が多いと思います。特に海外の旅行中となれば少し余裕をもって多めに現金を持っていた方が安心と考える人も少ないくないはず。
しかしそんな日本人の特性がフランスでも知られていて、そういうことからもスリやひったくりのターゲットにされやすいのです。
今からそのイメージを変えるのは簡単ではありませんが、万が一被害に遭っても最小限に抑えるためにも現金の持ち歩きは最小限にしましょう。

フランスはかなりのカード社会なので基本的にどこでも少額からカードで支払することが出来ます。むしろカードの方が現金よりも歓迎されるくらい。特に観光地なら尚更ですし、ちょっとカフェでお茶でも…という時でもカードで支払うことが出来るので心配無用。カードが使えないお店はそうそうありませんし、カードが拒否される可能性としては小さいお店などで「カード払いは10ユーロ以上から」とかそういう場合くらい。
とにかく現金無しでも全く問題なく過ごすことができるので、あらかじめ現金や小銭で支払う予定がある場合を除いて、一人50ユーロもあれば一日十分です。足りなくなったらその都度ATMでおろすのが賢明です。

また、万が一に備えて少し多くの現金を持ちたいと思うなら、首からかけられるカードケースなどに入れて服の内側になるようして携帯しましょう。


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フランスはカードだけでも全然問題なく観光できるので、お財布には一人50ユーロの現金のとどめ、足りない時はその都度ATMで。
余計な現金を持ち歩かなければ万が一被害に遭った時も最小限に食い止めることが出来ます。




3.署名活動をしている集団は無視!


観光客が多く集まるようなスポットに署名活動をしている集団がいることがありますが、そのほとんどが詐欺です。
たいていの場合東ヨーロッパの移民(特に若い女性)達が署名用紙とペンを持って近寄って来て署名するように言ってきますが、しつこいから署名くらい良いかと思って署名すると、名前を書き込んだ先に金額を書く欄があって、署名したんだからと募金を強要してきます。もちろんそのお金は彼らの懐に入るだけで慈善活動でもなんでもありませんので、無視するのが一番です。

また同時に気を付けて欲しいのが、しつこく署名するように纏わりついている時に他の仲間がバッグから財布などを抜き取るというスリ行為もすることがあるので、持ち物に注意してなるべく早く彼らから離れて下さい。


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署名活動をしている人や集団が居たら完全に無視するか、はっきり毅然とNon merci(結構です)と言ってなるべく早くそこから離れましょう。



4.しつこい路上の物売りに注意!


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エッフェル塔の周辺を始め、人が多く集まる観光スポットには違法な物売りがたくさんいてエッフェル塔のキーホルダーや自撮り棒などを売っています。こういう場面でも人当たりの良い日本人は狙われやすくしつこく付きまとってきますので、はっきり毅然とNon merci(結構です)と言いましょう。

また中には詐欺まがいの方法で物を売ってくる場合もあり、有名なのはサクレ・クールのミサンガ売りです。彼らはとてもフレンドリーで「Bonjour」(こんにちは)と笑顔で声をかけて来て握手を求めて手を差し出し、相手がそれに応じで手を出したところにミサンガを素早く巻き付けて、それを無理やり買わせようとしますので、もし声をかけられても買う気がないのなら無視してください。


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路上の物売りからは基本的に何も買わないのが賢明。無理やり買わされたり詐欺まがいの被害に遭わないためにもはっきり断ってその後は無視しましょう。




5.指輪を落としましたよ詐欺に注意!


これもパリでよく行われている手法。金の指輪を持った人が「これあなたが落としたんじゃないですか?」などと言って声をかけてきます。この時点ではっきりきっぱりNon(違います)と言ってその人から速やかに離れましょう。そうでないと相手は無理やり指輪を押し付け、後で戻ってきて「金だから売ればかなりの金額になるはず」とお金を要求してきます。他にも何かを落としましたよと注意を引いている間に別の仲間がバッグなどから財布を抜き取るということもありますので、本当に自分が何かを落としたのでなければハッキリ否定して、しつこく引き留められないようにその場を早く去りましょう。


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身に覚えのないことで知らない人に声をかけられたらすぐにその人から離れましょう。




終わりに…


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いかがだったでしょうか?
パリ観光で気を付けるポイントなどは色々なところで指摘されていますが、実際どうしたらよいのか対策についてはあまり書かれていませんので、今回はその対策についても書いてみました。
全体的に言えるのは常に狙われているという意識をもって持ち物に気を配ることと、知らない人に声をかけられたら基本的には疑うこと、そして怪しい、おかしいと感じたら関わらずにすぐにその場から離れましょう。
せっかくのパリ観光、このような犯罪の被害に遭わずに楽しめますように!



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